麻酔の針を刺す痛みを和らげるために行う、塗る麻酔です。
塗るタイプなので、もちろん痛みはありません。綿に薬を塗布し、針を刺す部分に数分置いておきます。粘膜にだんだん浸透し、徐々にピリピリとした軽い違和感がでてきます。
グラグラしている乳歯の場合は、表面麻酔のみで抜歯することもあります。
抜歯すると聞くだけで一種の緊張感を覚える方が多いと思います。 麻酔を使うとなると、それもまたご心配の要因になるのではないでしょうか。 今回は、麻酔にまつわる疑問を解説いたします。
歯科で行われる麻酔は、主に以下の3つです。
麻酔の針を刺す痛みを和らげるために行う、塗る麻酔です。
塗るタイプなので、もちろん痛みはありません。綿に薬を塗布し、針を刺す部分に数分置いておきます。粘膜にだんだん浸透し、徐々にピリピリとした軽い違和感がでてきます。
グラグラしている乳歯の場合は、表面麻酔のみで抜歯することもあります。
歯科で行われる一般的な麻酔です。
表面麻酔の次に行うものですが、歯科医院によっては表面麻酔をせずに使用する場合もあります。 ピストル型の注射器を使用することで、薬液を注入する圧が一定に保たれ、痛みを軽減することができます。
下顎の1番の歯に打つ麻酔で、主に親知らずの抜歯で行われます。
上顎とは違い、下顎は麻酔が効きづらいため、浸潤麻酔では不十分な場合があります。脳から出る大きな神経に麻酔薬を作用させることで、口唇や舌を含む広い範囲によく効く麻酔が得られます。
浸潤麻酔よりも効いている時間が長いので、注意が必要です。
麻酔ガスを吸入することで、不安感や恐怖心の少ないリラックスした状態になります。
70%以上という高濃度酸素(空気中の酸素濃度は21%です)とともに笑気を吸入することで安全で快適な全身状態を作り出す方法です。
強い恐怖心をお持ちの方やお子さまでも快適に治療が受けられるようになる方法です。
鎮静薬を血管内に注入する方法です。
吸入鎮静法(笑気)では十分な効果が得られない患者さはや難しい親知らずの抜歯、インプラント手術など、侵襲の大きい処置を行う場合に用いられます。
外科手術が必要な矯正治療や大掛かりなインプラント手術、あるいは障害のある患者さまや治療に協力することが難しいお子さまなどに行われる麻酔法ですが、一般の歯科医院ではできない場合がほとんどです。
吸入鎮静法や静脈内鎮静法、全身麻酔法の3つはできる歯科医院が限られていますので、事前にご確認ください。
また、当院では静脈内鎮静法のみ承っております。麻酔医が常勤している訳ではないため、日程調整が必要です。ご了承ください。
麻酔に使用する針の太さは35ゲージと、昔に比べてかなり細くなりました。また、ピストル型の注射器の使用により、更に痛みを軽減させることができるようになりました。また、注入する薬液を事前に体温に近づけることで、痛みが緩和されることが分かっています。
不安が大きいと、それだけ痛みも強く感じてしまうものです。
麻酔の手順は事前にご説明いたしますので、どうぞリラックスして処置を受けるようになさってください。
一般的に行われる麻酔の持続時間や効果は以下の通りです。
麻酔の効果が強ければそれだけ、切れるまで時間がかかります。
特に浸潤麻酔や伝達麻酔は、表面麻酔のように付着した部分だけが痺れるというものではなく、打った周辺や舌、唇も感覚がなくなります。
口をうまくゆすげなかったり、スタッフが飲食に注意してくださいと伝えるのはそのためです。
中には、気づかないうちに舌や唇を噛んでしまって、麻酔が切れてきたときに痛みを感じてようやく気づいたという方もいらっしゃいます。
事前に麻酔をすることが分かっているときは、先に食事を済ませておくことをおすすめいたします。
以下の場合だと麻酔が効きにくい、または効かない可能性が高くなります。
炎症が強い場合は一度飲み薬で対処し、炎症を落ち着かせてから処置を行うこともあります。また、緊張が強い場合は、日を改めて再挑戦するなどし、しっかり麻酔が効く状態を目指します。
服用中のお薬がある場合は仕方がありませんが、飲酒や睡眠不足は患者様ご自身でコントロールしていただかなくてはなりません。
少しでも痛みや負担を軽減できるよう、ご協力をお願いいたします。
抜歯や麻酔を使う場面で緊張するのは致し方ないことかもしれません。
ただ、あらかじめ施術についてご理解いただき少しでもリラックスして臨んでいただくことで、麻酔が思うように効かないという事態や精神的負担を軽減することができます。
ご不安な点はどうぞご相談ください。
下北沢歯科では虫歯治療から美しい歯を実現する審美歯科(歯のセラミック)やホワイトニング、歯を失ってしまった方へのインプラントや入れ歯まで総合診療を提供いたしております。
急な痛みや取れた外れたなどお口の中で何かお困りのことございましたらお気軽にご相談下さい。