ホワイトニングの安全性

ホワイトニングの安全性

ホワイトニングの治療を行う上で、患者様より様々なご質問をお受けすることがございます。
ここでは、ホワイトニングよくある質問や疑問点をピックアップしてご紹介いたします。

よくある質問

①歯が脆くなる?

「ホワイトニングを行うと歯が脆くなる」という話を聞いたことがあります。結論から言うとこのような事実はありません。

ホワイトニングのメカニズムは、過酸化水素や過酸化尿素が分解して生じる活性酸素の酸化力による漂白です。この漂白は、歯に存在し着色の原因となっている有機性物質を活性酸素が分解していくことによります。分解されるのはこの有機性物質のみで、歯質が分解されたり溶けたりすることはありません。

むしろホワイトニング薬剤の働きによって、虫歯や歯周病の原因となる細菌も減らすことが期待できるため、虫歯や歯周病の予防にも効果があるとされています。

②知覚過敏

ホワイトニング後の知覚過敏は比較的生じやすい症状です。
前述したように、ホワイトニングの薬剤は歯質に浸透しながら活性酸素の酸化力によって着色の原因となっている有機性物質を分解していきます。この酸化力の刺激が象牙質の象牙細管を伝わって歯髄に届くため、ホワイトニング後に知覚過敏が生じると考えられています。

通常1-3日程度で消失するとされています。虫歯などの痛みとは異なり、細菌の感染を伴うものではないので過度に心配する必要はありません。
ただし症状が消失しない場合は虫歯や歯周病など他の原因も考えられますので歯科医院で相談してみることをお勧めします。

③薬剤の安全性

「過酸化水素」

過酸化水素はホワイトニングで主役となるものですが、私たちの生活の中では傷口の消毒や洗浄に用いられる薬剤として普及しています。もし仮に誤飲したとしても低毒性とされています。

ただしホワイトニングで使用される場合、過酸化水素は高濃度で使用されるため、その取り扱いには十分な注意が必要です。
オフィスホワイトニングで薬剤が歯肉に触れると一時的に痛みを感じ、歯肉の白色化も見られることがあります。数時間程度で消失するため過度な心配は不要ですが、疼痛と審美的な障害が生じるため、オフィスホワイトニング時には歯科医院で歯肉を十分に保護した上で行う必要があります。

「過酸化尿素」

過酸化尿素は過酸化水素と尿素に分解され、その過酸化水素から生じる活性酸素が着色の原因となっている有機物質を分解していきます。
その過酸化水素の濃度はオフィスホワイトニングに使用されるものに比べると低濃度で、歯肉などの組織への影響もほぼありません。

ホームホワイトニング用のトレーから薬剤が溢れる場合、誤って飲み込んだとしても問題はないとされています。
しかしホームホワイトニングは比較的時間も長いため、周囲組織への影響がゼロではないと考え、余剰な薬剤は除去することが推奨されています。

「活性酸素」

過酸化水素が分解されることで生じる活性酸素は、その酸化力でホワイトニングにおいて大きな役割をしています。
通常、私たちの体に取り込まれた酸素の数%が体内で活性酸素に変化し、免疫や感染防御に働きます。
しかし過剰な活性酸素は細胞を傷害し生活習慣病などの疾患との関連があるとされており、私たちの体には活性酸素の酸化力から自らを守る仕組みも組み込まれています。

ホワイトニングで生じる活性酸素は健康上の問題はないとされています。しかしホワイトニング後に知覚過敏のような症状が出るように刺激があることも事実です。特に活性酸素の酸化力が、歯を支える歯根膜に作用すると歯根が外部から吸収されることが稀にあると言われています。

オフィスホワイトニングやホームホワイトニングにおいては歯根膜に薬剤が浸透する状態は考えられにくいですが、ウォーキングブリーチにおいては歯の内側から歯根膜に活性酸素が働く可能性があるため、封入時の深さなど十分に診断しリスクを回避して治療を行う必要があります。

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