舌の痛み

舌の痛み

ふとした時に感じる舌の痛み。ピリピリとした小さな痛みから、ズキズキとした鋭い痛みまで様々です。
なぜその痛みが起こるのかをご存知ですか?

舌に痛みを感じる原因や正しい対処法を知り、痛みの少ない毎日を送ることができるよう心掛けましょう。

舌に痛みを感じる原因と対処法

1.食べ物による火傷や傷

熱い料理を食べたときに舌に火傷をしてしまう方や、ポテトチップスや魚の骨など鋭いもので舌に傷を作ってしまう方は、意外と多いものです。

火傷は冬場が多く、鍋や熱い飲み物にも注意が必要です。何かを口に入れるときは焦らずに、食べ物であればゆっくり噛むように心掛けましょう。

2.歯の表面のざらつき

歯の表面が欠けていたり、歯科治療で十分な研磨ができていないと、その部分に舌が当たって傷ができてしまうことがあります。
舌に触れる面にざらつきがあると、触れる頻度がどうしても多くなるため、なかなか傷が治りません。

歯科医院でざらつきのある部分を研磨することで、舌触りの良い状態にすることができます。

3.かみ合わせの悪さ

かみ合わせは、ご本人が気づかないレベルで少しずつ変わっていきます。しかし、歯が抜けたり、虫歯でできた隙間をそのままにしておくと、その方向に両側の歯が倒れていきます。気づいた時には歯の軸が斜めになっていたというケースも少なくありません。

1本の歯が歪むとそれを支える他の歯も動くので、全体のバランスが徐々に崩れ、結果としてかみ合わせが悪くなります。上手く噛めないと舌や唇を巻き込む可能性が高くなるため、外傷性の口内炎(カタル性口内炎)ができやすくなります。

虫歯 歯ぎしり

4.ストレスや栄養不足

外傷性の口内炎とは違い、ストレスや栄養不足でできる口内炎があります。できる原因ははっきりとは分かっていませんが、ストレスや疲れによる免疫力の低下、睡眠不足、栄養不足(ビタミンB2の欠乏)などが考えられています。
アフタ性口内炎(潰瘍性口内炎)といい、見た目は赤く縁取られた2~10mm程度の丸くて白い潰瘍です。普通は10日~2週間ほどで自然に消滅しますが、軟膏を使用することで早めに治すことが可能です。

ほかにも、単純ヘルペスウイルスの感染が原因の「ヘルペス性口内炎(口唇へルペス)」や、「アレルギー性口内炎」や「ニコチン性口内炎」などがあります。 長期間治らない方やご不安な方は、早めにご相談ください。

5.原因不明の痛み

口の中の粘膜面に生じる原因不明の痛みを「舌痛症」といいます。
症状は主に痛みだけというのが特徴で、

  • ヒリヒリ、カーッとした痛み、
    ピリピリした不快な異常感覚
  • 1日に2時間以上の痛みが
    3カ月以上にわたって連日繰り返す

という症状がみられます。
一般歯科で明確な診断が下らない場合、専門的な医療機関の紹介を受ける可能性が高いですが、舌痛症の診断が下った時点で、悪性の病変ではないことがはっきりしますのでご安心ください。

そのほか原因不明なものとして、「地図上舌」や「溝状舌」など見た目が正常とは少し異なるケースもあります。 しかし、それらは基本的に無症状で、時々痛みを感じることがあっても自然治癒することがほとんどです。ご安心ください。

6.最後に

舌の痛みの原因は様々ですので、できるだけ自己判断はせずに、きちんと歯科医院で診てもらいましょう。
お薬によって痛みがでることもあります。服薬中の方は、お薬手帳も忘れずにお持ちください。

苦痛を感じる時間を最小限にとどめ、ストレスの少ない日々を目指しましょう。

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