根管治療の目的と流れ

根管治療は、根管内に感染した細菌を除去・減少させ、その状態のまま根管を封鎖し再感染を防ぐことを目的として行なわれます。
根管の位置や数、形態は歯によって異なりますが、各根管において根管治療の目的を達成することが治療のゴールです。
- 根管治療はまず、根管の入り口を明示しますが、そのために便宜的に歯を削る必要があります。
- 根管の入り口が分かったら、細い針のような器具(ファイル)を使用し、
根管を先端まで少しずつ削り広げていきます。 - 根管を少しずつ削りながら根管に侵入し感染した細菌を除去していきます。
これと並行し、細菌を減少させるための薬剤で根管内を洗浄し、きれいな状態にしていきます。 - 様々な指標を参考に、根管内がきれいな状態になったと判断されると、再感染を防ぐために根管内を緊密に封鎖します。根管治療はここまでであり、この先はかぶせ物などを装着する治療へと進んでいきます
根管治療の期間

根管治療の期間はその歯の状態によって様々
です。
前述した治療の流れに関して、特に問題がなければ2〜4回程度の通院で治療は完了します。
各治療の間隔に関してもその歯の感染の状態によります。根管内がきれいな状態であれば間隔を短くし綺麗なまま封鎖することが可能ですし、逆に感染が見られる状態であれば根管内に薬剤を置いておく時間を長くするために治療の間隔を長くすることも考えられます。
また、根管内がいくら綺麗でも患者さんが痛みを感じている状態では治療を終了できません。症状の消失まで時間が必要となることもあります。一概に回数や期間を提示できない根管治療ですが、一般的に期間や回数を要する可能性が高いケースを以下に列挙します。
根管の形態
根管治療では根管の先端まで削り広げることで細菌の除去を行いますが、根管の形態が複雑な場合、なかなか先端まで進めることができず治療回数を要する場合があります。また歯の状態によっては根管が非常に狭窄していたり、あるいは閉鎖している場合もあります。
症状
症状の消失が見られない場合、その原因を解消するために治療回数、期間を要します。
病巣の大きさ
大きな根尖病巣がある場合、治療によって病巣が縮小していることを確認してから根管内の充填を行う場合があります。そのようなケースでは数ヶ月の治療期間が必要になる場合があります。
再根管治療
過去に根管治療が行われている歯の再治療に関しては、大きな土台が装着されていたり、複雑に充填されていることも多く、治療が困難な場合もあります。
根管治療の成功率下北沢歯科 診療内容
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