予防歯科とは、虫歯などのトラブルが起こってから治療するのではなく、トラブルを防ぐことを念頭にした歯とお口の健康づくりのことを指します。
欧米では歯科医院などで定期検診を受ける習慣があり、日頃から歯科医師や歯科衛生士は身近な存在です。
近年、日本でも予防歯科の考え方が注目されています。「どこも痛くないのになぜ行くの?」と感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、がん検診や人間ドックと同じです。
定期的に検診を受けておけば、自分では自覚のなかったトラブルに気づき、早急に対処することができるのです。
虫歯の治療で通院したことがある方の多くは、「歯科医院は怖いところ」「できれば行きたくない」そんなふうに思っていらっしゃるかもしれません。しかし、今や歯科医院は積極的に行くべきところです。
定期検診を受けて予防歯科を実践すれば、虫歯や歯周病を防ぐことが可能になります。後々怖い思いや痛い思いをしなくて済むかもしれないのです。
虫歯などのリスクを低減する定期検診のススメをご紹介します。
予防歯科とは、虫歯などのトラブルが起こってから治療するのではなく、トラブルを防ぐことを念頭にした歯とお口の健康づくりのことを指します。
欧米では歯科医院などで定期検診を受ける習慣があり、日頃から歯科医師や歯科衛生士は身近な存在です。
近年、日本でも予防歯科の考え方が注目されています。「どこも痛くないのになぜ行くの?」と感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、がん検診や人間ドックと同じです。
定期的に検診を受けておけば、自分では自覚のなかったトラブルに気づき、早急に対処することができるのです。
歯の定期検診に行っている方とそうでない方では、80歳の時点で残っている歯の本数に差が出ます。
定期検診に行っている人では平均15.7本残りますが、定期検診を受けておらず、虫歯などで歯が痛くなったときだけ治療を受けた人は平均6.8本しか残りません。
よく噛んで食事をすることは、消化を助けたり肥満防止に繋がるなど全身の健康上大切なことです。また、食べることは人生の大きな楽しみでもありますよね。
もし歯を失って、全身の健康と食べる楽しみを失ってしまうとしたら…?
実はお口の中のトラブルというのは、自覚症状が出ている頃にはすでに悪化している状況が多いのです。
痛みや違和感などのストレス、通院のための体力・気力・時間の負担に加え、費用的な負担もかかりますよね。「痛いと思って受診したら抜歯するしかなかった」「治療代が高くついた」などといった後悔をする前に、定期検診に行ってみませんか。
歯科医院によって多少異なりますが、このような内容で検診を進めます。
ポイントはお口の健康状態のチェックと日頃のセルフケアの指導です。
まずは虫歯の有無のチェックや歯ぐきの状態の検査をします。歯ぐきの炎症の状態や歯周ポケットの深さを測定します。歯周ポケットとは歯と歯ぐきの間の溝のこと。歯周ポケットの深さで歯周病の程度を見ます。
歯ぐきからの出血の有無、歯のぐらつきなどもチェックします。口臭がある場合には虫歯や歯周病の可能性が高いため、問診で口臭の自覚をお尋ねすることもあります。お口の中の撮影、必要があればレントゲン撮影も行います。
定期検診ではクリーニングや歯石取りといったメンテナンスも行います。エアフローという歯のクリーニングを行う機械で歯をきれいにしていきます。
超微粒子パウダーをジェット噴射するもので、汚れや歯垢を水で洗い流します。虫歯や歯周病の原因となる細菌を除去する効果もあります。
歯石が付着している場合はスケーラーという機器で除去します。超音波スケーラーという機械で全体的に歯垢を除去した後に 、ハンドスケーラーで細部の歯石を除去していきます。歯石は、石灰化した歯垢(プラーク)です。
口内の細菌が磨き残しなどを餌として歯垢という塊を形成し、唾液に含まれるカルシウム成分などと組み合わさって石灰化されます。虫歯や歯周病の進行を早める可能性があり、日常の歯磨きだけでは簡単に取れないので、歯科医院で定期的に歯石を除去することが大切です。
歯垢が残っていると虫歯や歯周病のリスクが高まります。つまり、磨き残しが多いという課題を改善する必要があります。そこで歯科衛生士による歯磨き指導も定期検診では重要な項目です。
歯垢が染まる薬剤を歯に塗って、染まっている部分をチェックすることもございます。 染まっている部分が多い=磨き残しがあるということを視覚的に患者さまにご理解いただくことが目的です。そのうえで、自宅で歯磨きのポイントや使用する器具についてアドバイスいたします。
歯ブラシや歯間ブラシ、行うフロスなどの正しい使い方や、磨き残しが多いところを改善させるケア方法をお伝えします。
最後にフッ素塗布を行います。
フッ素は歯の再石灰化を促す働きがあり、歯質の強化や虫歯の予防に効果があります。市販の歯磨き粉や洗口液などにもフッ素入りのものがありますが、歯科医院では高濃度のフッ素を歯に直接塗布することができます。3か月に1度程度の頻度で継続的にフッ素塗布を行うことで、効果が途切れないと言われています。
歯の定期検診の内容をご紹介しました。
歯の定期検診によるメリットは
です。
定期検診は健康保険が適用されます。
3割負担の患者さまの場合は1回3,000円ほどです。
(※必要に応じて、保険適応外の処置を行う場合もございます)
3〜6ヵ月に一度を目安にお越しください。
定期検診の受診は一生自分の歯で食べ、健康でいるための予防歯科です。
美容院やジムで髪や身体をメンテナンスするのと同じように、歯の定期検診を習慣化することをぜひおすすめします。
下北沢歯科では虫歯治療から美しい歯を実現する審美歯科(歯のセラミック)やホワイトニング、歯を失ってしまった方へのインプラントや入れ歯まで総合診療を提供いたしております。
急な痛みや取れた外れたなどお口の中で何かお困りのことございましたらお気軽にご相談下さい。