歯周病の治療は痛い?
痛くない?
~治療の痛みや使用器材~

歯周病の治療は痛い? 痛くない?

「歯周病治療が痛そうで不安」とお悩みではありませんか?

歯周病治療は、歯ぐきの状態によって痛みの強さが大きく変わります。
歯周病治療で使用する機材の種類や、痛みをできるだけおさえるためのポイントをわかりやすくまとめましたので、歯周病検査に不安を感じている方や、実際に体験して痛みを抑えたいとお考えの方は、ぜひご参考になさってください。

歯周病治療の痛みは歯ぐきの炎症の強さに関係する

歯周病治療の痛みの強さは、歯ぐきの炎症具合によって異なります。

歯周病が進行して炎症や腫れが強くなれば、その分治療の痛みも強くなるため、中度〜重度の歯周病の方にまったく痛みのない治療をすることは、残念ながらできません。
目に見える表側の歯ぐきが落ちついていても、歯周ポケットが深い場合は歯ぐきの内側に炎症が起こっています。重症化すると痛みが強まる可能性が高いため、注意が必要です。

歯周病治療の痛みは歯ぐきの炎症の強さに関係する

歯周病治療で使用する器材

歯周病治療で使用する器材

歯周病治療では、主に以下の器具や機械を使用して治療を行います。

歯周ポケットを測定するための
器具「プローブ」

歯と歯ぐきの境目にある歯肉溝(しにくこう)とよばれる溝に、プローブを入れて深さを測ります。
歯肉溝は、健康な方であれば1〜2mm程度ですが、歯周病になると徐々に深くなり、3mm以上あれば病的な溝として「歯周ポケット」と呼び名が変わります。
プローブは、定期検診で行う基本検査と精密検査の両方で使用される器具です。

歯石を除去するための
「スケーラー」

スケーラーは、手で扱う器具(手用タイプ)と、専用のチップを取りつけて使用する機械タイプに分けられます。
機械タイプはパワーが強いため、歯石を除去するスピードが速いのですが、刺激が強すぎて知覚過敏の症状が出てしまう方も少なくありません。
痛みを感じたときは途中で手用スケーラーに変えることができますので、お気軽にお伝えください。

場合によっては
外科手術が必要になる

歯周病の基本治療は、歯周ポケット内の歯石除去や感染組織の除去です。
併せてセルフケアを行っていただき、改善が見られればそこまで問題はありませんが、なかには歯周ポケットが深すぎて改善がほとんど認められないケースも存在します。
その場合は、外科手術を行って汚れの徹底的な除去が必要です。

歯周病の治療法

歯周基本検査と
歯周精密検査の痛みの違い

器具は同じプローブを使用しますが、基本検査と精密検査では調べる場所の数が異なります。

歯周基本検査では、基本的に深そうな1ヵ所のみを記録する1点法で検査を行い、歯周精密検査では、主に6ヵ所決まった部位を調べて記録する6点法を行います。
じっくりと検査する精密検査の方が痛みを感じやすい傾向にありますが、歯周病治療には欠かせない検査です。

歯周治療と
歯周外科治療
精密歯周病検査とは

歯周病治療をできるだけ
痛くないようにする方法

歯周病治療をできるだけ痛くないようにする方法

できるだけ痛くない治療を受けたい方は、以下のポイントを意識しましょう。

丁寧なお手入れ

歯ぐきの炎症を抑えるには、歯周ポケット内の汚れまで丁寧に落とす必要があります。
毛先が極細タイプの歯ブラシを使って、汚れを掻き出すイメージで磨きましょう。

フロスや歯間ブラシなど
補助用具の使用

歯ブラシのみでは全体の6割程度しか汚れを落とすことができないため、フロスと歯間ブラシを併せて使うようにしましょう。
フロスは歯の側面を、歯間ブラシは歯の根元のすき間をお掃除する道具です。使い方が分からない方には丁寧にお伝えいたしますので、お気軽にご相談ください。

定期的なクリーニング

歯垢が2日間同じところに停滞していると、硬い歯石に変化し、歯ブラシの毛先の力では落とせなくなります。
歯石は専用の機械でしか除去できないため、定期的にクリーニングを受けるようにしてください。歯石を放置すると、さらに汚れがたまりやすくなり、歯周病の悪化につながります。

歯のクリーニング

痛みの少ない歯周病治療を
ご希望の方はぜひ当院まで

当院では、経験豊富な歯科衛生士が歯周病の検査を行います。状態によって痛みの程度は異なりますが、必要最小限の痛みで検査を受けられるので、痛みに弱い方はぜひ一度ご相談ください。

質の高いお手入れができるようブラッシング指導にも力を入れているため、ご来院の際は普段お使いになっている歯ブラシをお持ちくださいますようお願いします。

痛みの少ない歯周病治療をご希望の方はぜひ当院まで

まとめ

歯周病治療は、歯ぐきの炎症が強ければそれだけ痛みを感じやすくなります。
主に使用する器材は、歯周ポケットの深さを測るプローブと、歯石除去に使用するスケーラーです。施術者の技量によっても痛みの出やすさは変わりますが、当院では経験豊富な歯科衛生士が担当するため、最小限の刺激で治療を受けることができます。

定期的なクリーニングと丁寧なお手入れを心がけ、できるだけ痛みの少ない治療ができるように常日頃から意識しておくことが大切です。
歯周病をこれ以上悪化させたくない方、痛みを抑えた治療をご希望の方は、ぜひ一度当院までご連絡ください。

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