義歯洗浄剤の正しい使い方

義歯洗浄剤の正しい使い方について

殺菌効果や着色除去、臭い防止に役立つ義歯
洗浄剤。
とても便利な商品ですが、なかには『全ての落とすもの』や『一度作った薬液は何度でも使える』などと、間違った解釈をしている方もいらっしゃいます。義歯洗浄剤の効果を充分に得るためにも、正しい使い方を覚えましょう。

1. 入れ歯に付着した目に見える
汚れを流水下で落とす

まず、入れ歯に付着した目に見える汚れを洗い落します。洗浄剤は、目に見えない菌やこすっても落とせない着色汚れを除去するもので、食べかすや歯垢を落とすものではありません。食べかすや歯垢がついたままでは、洗浄剤の効果をしっかり得られない可能性がありますので、必ず事前に落としておきましょう。

水で汚れをふやかすと
落としやすい

乾燥してこびりついてしまった汚れは、水でふやかすと落としやすくなります。

濡らさずにブラスを当てると入れ歯の表面が傷つく原因にもなりますので、必ず流水下で汚れを落としましょう。

入れ歯用ブラシを使うと
楽に落とせる

入れ歯用ブラシは普通の歯ブラシとは違い、毛先が硬く丈夫に作られています。

持ち手があって動かしやすいので、握力の弱い方でも簡単に汚れを落とすことが可能です。

熱湯の使用は厳禁

入れ歯のほとんどはレジンというプラスチック素材で作られており、60度以上の熱いお湯にふれると変形してしまいます。

変形した入れ歯は修復が難しく、作り直しになる可能性が非常に高いため、お湯は使わずに水で洗ってください。

洗うときは洗面台や床に落とさないよう注意する

陶器の洗面台や床への落下が原因で、入れ歯を破損するケースが多くみられます。

万が一落ちてもいいように洗面台には数センチほどの水を張るとよいでしょう。洗面台用のマットを敷いておくのもおすすめです。

破損してしまったときは自分で
修理しない

割れてしまった入れ歯にときどき接着剤を使ってご自分で修理しようとする方がいらっしゃいますが、入れ歯は少々のズレがあるだけで使い物にならなくなります。

歯への負担が増える原因にもなるため、必ずそのままの状態で歯科医院へ持っていきましょう。

2. 指定された量の水を用意し、
商品を投入

パッケージに記載された水の量を容器に注ぎます。お湯の使用は厳禁です。入れ歯が変形する原因となるため、お湯ではなく水を使ってください。

使用する水の量は商品によって異なるため、初めて使う場合は必ず確認しましょう。水の量に問題がなければ、商品を投入します。

3. 数分~1日つけ置き

パッケージに記載された時間に合わせてつけ置きします。数分~1日と、商品によって必要なつけ置き時間が異なるため注意しましょう。

つけ置き時間が短すぎると効果を上手く得られず、
逆につけ置き時間が長すぎると入れ歯の劣化や着色に繋がります。

4. 薬液から入れ歯を取り出して
流水下でよく洗う

必要な時間つけ置きしたら、薬液から入れ歯を取り出して流水下でよく洗います。

薬液からそのまま口に含むのは、大変危険ですのでやめましょう。入れ歯をはめる前に歯磨きをして口の中を清潔にしておくことも大切です。

『毎回』新しい薬液を
使用してください

前回の汚れや菌が残ったままの薬液を使うのは、衛生上よくありません。

薬液から入れ歯を取り出すタイミングで、入れ歯と一緒に容器も洗う癖をつけると、自然と毎回キレイな薬液を使うことができます。薬液をつい換え忘れてしまうという方は、ぜひお試しください。

まとめ

義歯洗浄剤は、正しく使わなければ充分な効果が発揮されない商品です。
いくら高い殺菌効果や着色除去効果があっても、食べかすや歯垢などが残った状態では、入れ歯の表面に薬液が上手く浸透しないため、時間内にキレイにすることはできません。

義歯洗浄剤を使ってつけ置きするときは、必ず事前に目に見える汚れは落としましょう。商品によっては、水の量やつけ置き時間が異なるため、パッケージをよく読んでご利用ください。

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