歯石取りって?

歯石取って何するの?

歯石取って何するの?

歯石は、簡単にいうとプラーク(細菌)が固まってできた物になります。なので生きている限り誰でも歯石は、歯につきます。また、唾液由来の歯肉の上にできる歯石と血液由来の歯肉の下にできる歯石と2種類があります。

歯石の大きな役割は、細菌の住処になりますので、歯石という凸凹した塊に細菌が住みやすい環境を作ります。そのため歯石が多くなれば細菌という住民がどんどん増えるわけです。お口の中の環境としては、細菌が増えれば増えるほど歯周病が進行しますので、それは避けたいわけです。

年齢にもよりますが定期的に歯石を除去することで歯を失うことを防ぐ事ができます。どれくらいの期間は、担当の歯科衛生士と良く相談して決めてみてください。また、定期検診でクリーニングを行えば、全く歯石がつかずに歯周病にも虫歯にもならないわけではありません。我々が皆さんのお手伝いをできるのは、10の内1程度で、大事なのは日々の歯ブラシや歯間ブラシになりますので、頑張ってください。

歯間ブラシの使い方

歯間ブラシの使い方のコツ!参考にしてください。

歯石取りって自分でできないの?

 

自分で歯石とりできないんかな?と思われる患者さんも非常に多いです。確かに歯科医院に通ってお金払って時間もお金ももったいないなーという方もいらっしゃいます。

ではでは、実際に歯石取りのプロである歯科衛生士さんに自分で歯石を取ってもらいましょう。そこでそこそこ上手くいくのであれば、皆さんも練習すればある程度歯石が取れるようになりますし、難しそうであれば諦めましょう。

歯石取りで何度も通う?

歯石取りで何度も通う?

今までの歯科医院は、歯石を1度に全部取ってくれたのに、今度の歯科医院は、何度通わないと歯石を取ってくれない。と患者さんから聞いた事があります。あの歯科医院は、金儲け主義だ!なんて言われてしまった事もあります。もちろん、そんなことはないです。

なんで1回で全ての歯石を取ってくれないの?

以前は、1回で全ての歯石を除去してくれたのに、今は歯石除去だけで6回も通わされたと言われる患者さんがいます。まずは、以前は年齢的にもそこまで歯石が多くついていなかったんだと思います。正直若い方は、歯についている歯石も少ないですし、柔らかいですので直ぐに除去する事ができます。
ところが年齢とともに歯石も頑固になってきますので、そう簡単に除去できなくなります。また、除去を行う頻度も問題となり、頻繁に歯石除去を行っている方は、そこまで歯石が頑固につかないので、サッサと歯石除去ができます。それに対して、たまにしか歯石除去を行わない方は、やはり非常に頑固に歯石がこびりついてしまい、簡単に除去することができません。

なぜ?6回も歯石除去で通うの?

保険治療を行なっている歯科医院がほとんどだと思うのですが、基本的に歯科医院で歯石除去を行う際は、1回目検査歯石除去1部位で、全部でお口の中を6部位に分けて歯石を除去することを推奨しています。また、6部位の歯石除去が終わったら再評価をすることとなっていますので、全部7回かかることになります。再評価で歯肉の状態が改善しない場合は、そこからまた6部位に分けて歯石除去を行います。なので歯石除去?というか歯周病の治療は、回数も時間がかかります。

歯石取りの効果は?

歯石取りの効果は?

歯石取りの効果は?

 

歯石取りの効果で1番は、歯周病予防になります。写真のように歯石が歯にみっちりついてしまうとそこの凸凹に細菌が住みついてしまいます。住みついた細菌は、毒素を出して骨を溶かしますので、歯周病が進行します。ということで歯石を定期的に除去することは、非常に歯周病に取って効果が高いです。

また、歯石を除去することで歯肉からの出血や虫歯菌も少なくなるので歯石を除去を行うことは非常に重要な治療となります。

どれくらいの頻度で歯石をとる?

どれくらいの頻度で歯石をとる?

歯石除去の効果や効用は、良くわかった。では、どれくらいの頻度で歯石除去すれば良いのでしょうか?

はい、スウエーデンでは3〜4ヶ月おきに歯科医院で歯石除去とPMTCを繰り返すことで80歳になっても20本以上歯がある老人が増えたという報告がありました。なので我々日本人もできるだけ3〜4ヶ月おきに定期検診に来ることを患者さんにおすすめしています。

1番は、患者さんのお口の中の状態により違いますので、担当の歯科衛生士さんと相談して歯科医院に通う頻度を決定するのが1番になります。

歯石取ると知覚過敏に?

歯石取ると知覚過敏に?

歯石を取って歯がしみるようになったから、もう歯石取りをしないと言われる患者さんがたまにいます。確かに歯石を取るまではしみたりすることはなかったので、歯石を取ってしみるようになれば、歯石取りをしたくなくなりますよね。お気持ちは、よく分かります。

歯石を除去すると歯と歯ぐきの間があらあになるので、実は非常にしみやすくなります。これは、歯の構造上仕方のない現象でして、歯石を取っただけなのに知覚過敏になる事があります。一時的にしみやすい状態が続きますが、多くの場合しみなくなってきますので、様子を見ていきましょう。

歯石取りで大量出血?

歯石取りで大量出血?

歯石を除去してうがいをしたら、口の中から滝のように出血したという話は、以前にも患者さんから何度か?聞いた事があります。

歯石を取った際に出血を伴うことは実は普通に良くあることです。また、患者さんによっては日々の歯ブラシができておらず歯肉に触れただけでじんわりと出血してくる方もいらっしゃいます。なので歯石を取っただけなのに大量出血したというのは、多分本当のことだと思います。

普段、歯ブラシや歯間ブラシでも多少は出血すると思いますが、歯石取りをした後のように大量に出血を見ることは少ないと思います。ですが患者さんの歯肉の状態により変わってきます。

では歯肉から大量出血したままで良いのか?となりますが、基本的に歯肉からの出血は、静脈から出血で、動脈からの出血のようにドクドクと川のように流れることは、少なくほぼありません。歯肉からの出血は、静脈からの出血でじんわり滲むような出血になりますので、多くの場合、ほっておいても止まる出血になります。

歯石取りの痛い?痛くない?

歯石取りの痛い?痛くない?

歯石取りを行う方によって、痛い?痛くない?がありますか?以前に歯石取りをした際は、麻酔もしませんでしたし、痛くなかったです。

以前にこんな質問をもらった事がありました。歯科医師として正直にお答えします。歯石除去を行う方によってレベル差は、大なり小なりあります。ですが痛い・痛くないはあんまりレベルの差は関係ありません。

歯石取りが痛い・痛くないの差は、実は腕でよりも歯石が歯肉の上にあるか?下にあるか?で変わってきます。歯肉の上にある歯石は、変な話し取っても痛くないです。また柔らかいですので取り除くのも非常に楽です。それに対して、歯肉の下にある歯石は、硬くなっており除去するのが非常に困難ですので、時間もかかりますし、痛みを伴うので麻酔も必要となります。

えーーーなんだ歯科衛生士の上手い下手だと思っていたけど、そうではなく歯石がついているついていないで痛みの程度が変わるんだー。知らなかったと言われる患者さんがほとんどです。

歯のクリーニングで歯石・バイオフィルム除去! 歯周病の治療は痛い?
痛くない?

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