虫歯とプラークコントロール

虫歯とプラーク

プラーク

虫歯は細菌による感染症です。お口の中に存在する様々な細菌は、プラークという細菌の塊として歯に付着します。中でも虫歯の原因となるミュータンス菌は、糖分から乳酸を産生し、それにより歯を溶かします。

そのように酸の影響を受け歯のカルシウムが溶けていくことを脱灰といいますが、プラークが除去されると脱灰された部分は唾液などによって再石灰化が行われ、自然と修復が行われます。

しかしプラークの除去が不十分だったり、プラークが多い状態が続くと歯の表面とお口の中が酸性に傾き、脱灰が自然修復不可能なレベルまで進行してしまいます。こうして歯に穴が空いた状態が虫歯です。

同じ原理で、歯を支える骨が細菌によって侵されていくのが歯周病です。食後に適切な歯磨きを行い、プラークを除去することが必要です

プラークコントロール

プラークコントロールとは、お口の中に存在するプラークの状態のことです。綺麗なお口でプラークが無ければプラークコントロール良好と言えます。

虫歯や歯周病の原因となる細菌、その塊であるプラークを除去するためには、日々の歯磨きだけでは不十分です。磨き残しは歯石として歯の根元に付着し、歯ブラシで除去することができない硬さとなります。それ以外にも、自身の歯ブラシでは磨くことのできない細かな部位が誰にでもあるものです。

その歯石の除去、細かなクリーニングを歯科医院で行う必要があります。しかしいくら有効と言えど、プラークコントロールに関しては、月に1回程度の頻度の歯医者でのクリーニングより、毎日複数回行う自身のセルフケアの方が間違いなく重要です。日々のセルフケアが全くできていなければ、いくら歯科医院でクリーニングを受けても虫歯ができてしまうでしょう。しかし、そのセルフケアの評価を行う場もまた歯科医院なのです。

歯周病検査とTBI

歯科医院での検査にはさまざまなものがありますが、プラークに関連する指標の一つにPCR(Plaque Control Record)があります。

これはプラークを染め出し、おおよそ歯の表面積の何%にプラークが付着しているかを見るものです。数字が大きいほど、プラークが歯面に付着しており、磨けていない部分が多いということになります。どこが磨けていないのか、ということを自身で認識してもらい、日々のセルフケアで意識してもらいます。そして数値としては一般的に20%以下を目指します。

歯磨き指導として歯科医院で行うものがTBI(Tooth Brushing Instruction)です。人それぞれ、歯並びや磨き方の癖、口の大きさなど異なるため、それぞれ磨きにくい部位が異なります。それを少しでも解消できるよう、適切な器具や歯ブラシを見つけたり、磨きやすい角度や効果的な磨き方を指導するのがTBIです

検査とそれに基づくTBIを継続していくことで、PCRがどう変化してきているのか、どこを改善する必要があるのか、と効果的なセルフケアを行うことができます。

プラークコントロールの良好で
綺麗なお口に

綺麗なお口に

プラークコントロールの悪い状態では、お口の中にも、それ以外にもさまざまな弊害をもたらします。

・口臭
プラークによって虫歯、歯周病が進行すると口臭が強くなってしまいます。

・痛み
虫歯が進行すると激痛を引き起こし、それが食事に影響することで全身の健康に悪影響を及ぼすことも珍しくありません。

・見た目
口元の美しさは人の印象を左右する大きな因子です。

食事や呼吸という生きる上で重要な働きを担う口は、見た目など印象にも関わる器官です。その衛生を保つことはもちろん重要です。現状把握のためにも、一度歯科医院で検査を受けてみることをお勧めします。

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