虫歯リスクのセルフチェック

毎日歯磨きをしているつもりでも虫歯にすぐになってしまうという経験はありませんか?
生活習慣やお口の中の環境によって虫歯になりやすい、虫歯リスクが高いのかもしれません。
以下の項目で虫歯リスクをセルフチェックしてみましょう。
- ジュースやお菓子をだらだら頻繁に飲食する
- 歯並びが悪い
- 今までに虫歯になったことがある
- 唾液が少なく口が乾きやすい
- 歯周病といわれたことがある方、
歯ぐきが下がってきた方 - つめ物やかぶせ物など治療したところが多い
- 部分入れ歯を使用している
虫歯治療を受けたことがある場合、一度治療したつめ物の隙間から虫歯が再発しやすいので虫歯リスクが高くなります。 また、甘いお菓子やジュースをだらだらと飲食することも虫歯リスクを高める生活習慣といえるでしょう。 歯周病といわれたことがある方や歯ぐき下がりが気になる場合、歯ぐきが下がることで磨きづらい歯の根元に汚れが付きやすくなり、虫歯になることもあります。
お子さまの場合、乳歯は大人に比べて歯質がやわらかく虫歯になりやすいといわれています。 そのため、お子さまの歯磨き習慣がつくまではしっかり仕上げ磨きをしてあげるのがいいでしょう。 お子さまや今までに虫歯治療を受けたことがある方、歯ぐきが下がってきた方などは歯科医院での定期検診でクリーニングと虫歯チェックを受けるのがおすすめです。
虫歯かどうか確かめるセルフチェック

虫歯は一度なってしまうと、自然に治ることはありません。
そのため、できるだけ早く虫歯に気付き、受診することが重要です。
日頃からご自身の歯の状態を確認することは大切なので、
以下の項目で虫歯になっていないかセルフチェックしてみましょう。
- 歯が白く濁ったように変色している
- フロスや糸ようじがひっかかる
- 歯が黒くなっている
- 歯に食べ物がはさまりやすい
- 冷たいものがしみる
- 歯に穴が空いたり、欠けたりしている
- 噛むと痛む
- 甘いものがしみる
- 熱いものがしみる
- なにもしていなくてもズキズキ痛む
1つでもあてはまると虫歯になっている可能性があります。歯が黒くても虫歯ではない場合もありますので、その確認のためにも一度歯科医師のチェックを受けることをおすすめいたします。
放置しても虫歯は治ることがなく、どんどん進行してしまいます。 虫歯が大きければ大きいほど、治療回数や期間が長引いてしまうので、できるだけ早く歯科医院を受診するようにしましょう。
虫歯の進行段階と治療法について
虫歯はC0~C4までの段階があり、虫歯の大きさによって症状や治療方法が異なるのでそれぞれ解説していきます。
C0 削る必要のないごく初期の虫歯
特徴
歯の表面の硬い層であるエナメル質が溶け始め、白く濁って変色している状態です。 まだ歯に穴が空いたり、冷たいものがしみたりするなどの自覚症状はありません。

治療内容
ごく初期の虫歯は歯を削る治療をせずに、歯科医院でのクリーニングやブラッシング、歯を強くするフッ素を塗る治療をします。 これ以上悪化しないように定期的な歯科検診で様子をみていくことが大切です。
C1 歯の表面の虫歯
特徴
エナメル質が溶け、段々歯が黒く変色し始める状態です。 奥歯では溝に沿って黒くなっていることもあるので、目で見てわかることもあるでしょう。 冷たいものがしみることもありますが、痛みはありません。

治療内容
C1は削ってレジン(歯科用のプラスチック材料)を詰める治療法で、1日で終わることがほとんどです。 虫歯の発見が早いと、治療回数も少なく歯を削る範囲も少なく済むので、この段階までに虫歯を見つけたいものです。
C2 削って詰める虫歯
特徴
歯の表面のエナメル質の内側の層である象牙質まで虫歯が進行した状態です。 象牙質はエナメル質に比べてやわらかいため、虫歯が進行しやすく冷たいものや甘いものがしみるなどの自覚症状が出始めます。 象牙質まで虫歯が到達すると、虫歯の部分を削るとしみることがあるので、治療時に麻酔を使うことも少なくありません。

診療内容
虫歯になっている範囲によりますが、虫歯になっている部分を削って、レジンかインレー(型どりをして作ったつめ物)を詰める治療をします。
C3 神経をとって被せる虫歯
特徴
神経まで虫歯が進んだ状態で、熱いものがしみる、なにもしなくてもズキズキ痛む、歯の根の先が腫れるなどの症状がでます。 神経まで虫歯が進んでしまうと、神経をとって根管(神経が通っていた管)を消毒して、薬剤を詰める根管治療の必要があります。 歯の根は細く複雑な形をしているため根管治療は難しい治療であり、一回では終わりません。

治療内容
根管治療は、根管の中の虫歯菌をいかに綺麗に取り除けるかがポイントです。 確実に歯を治すだけでなく、虫歯の再発防止や歯そのものの寿命にも関わってくるのです。 そのため、根管治療だけでも治療回数が複数回かかります。
根管治療で根管が綺麗になったあとは、土台をたててかぶせ物をします。 根管治療からかぶせ物が入るまでには、虫歯の状態によって異なりますが、平均して4~7回の通院が必要です。 何度も通院するのが億劫、痛みがなくなった、などの理由で通院をやめてしまう方もいらっしゃいますが、根管治療のまま放置してしまうと、せっかく綺麗になった根管にまた菌が入り込み、ひどい時には抜歯せざるを得ないこともあります。 虫歯の再発を防ぎ確実に治すには、根管治療を途中で中断せずに最後までしっかり通院するようにしましょう。
C4 抜歯が必要な虫歯
特徴
お口を開けた時に目で見える大部分の歯が溶けてなくなり、歯の根まで虫歯が進行した状態です。 神経が死んでしまっているので、しみたり痛んだりすることはありません。 しかし、歯の根の先に膿が溜まると痛みが出たり歯ぐきが腫れたりすることがあります。

治療内容
C4まで進行してしまうと、多くの場合は歯を残すことが難しいため、治療法としては抜歯するほかありません。 抜歯後は入れ歯やブリッジ、インプラントなどで歯のない部分を補うことでまた噛めるようになります。
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