健康保険証やお薬手帳、場合によっては医療費助成受給者証など、病院へ向かう際に色々と必要なものが、マイナ保険証1枚で済むようになります。荷物も軽くなり、管理もしやすくなります。
段々とマイナンバーカードを利用できる幅も広がり、個人情報など気にされる方も多いかと思います。万が一、落としたり紛失した場合でも24時間365日体制でカードの一時利用停止を受け付けているフリーダイヤルが設けられていますので、安心して利用できます。
マイナンバーカードとは

2015年10月から個人宛に通知されたマイナンバー(正式名称:個人番号)。日本に住民票がある全ての方が持つ12桁の番号です。 2021年10月からは、マイナンバーカードを健康保険証として利用する「マイナ保険証」が本格運用開始となりました。
通知カードは皆さんお持ちかと思いますが、マイナンバーカードは現時点では希望者のみ、手続きをした上で顔写真入りのマイナンバーカードが交付されています。マイナンバーカードやキャッシュレス決済の普及を促進する国の施策の一環としてマイナポイント付与が受けられるキャンペーンもあり、カードの作成に背中を押された方も多いのではないでしょうか。

さて、マイナンバーカードを作られた方はどんな時に利用されていますか? 顔写真付きの身分証明書となるため、車の運転免許証やパスポートをお持ちでない方には便利な存在です。
また、コンビニ交付サービスによる住民票や印鑑証明書など、各種証明書が取得可能です。平日なかなか役所に行けない方たちには嬉しい機能です。そのほかにも確定申告をされている方は、従来の紙での申請ではなくオンラインでの申告が可能となります。医療費控除の確定申告もオンラインで可能となりました。こちらは後ほど説明します。
そして新たに開始された保険証としての利用ですが「マイナ受付」といい、対象の医療機関・薬局は徐々に拡大されつつあります。利用できる目印としてマイナ受付のステッカーやポスターが掲示してあります。厚生労働省のホームページにも利用できる参加医療機関や薬局のリスト、他にも都道府県別のリストが掲載されています。
マイナ受付って難しくない?
使い方もとても簡単!

マイナ受付は、本人確認と保険資格の確認が1度にできるシステムです。
通常、医療機関では保険証や診察券などを受付に提出し、パソコンなどで保険証に変更がないか、有効期限が切れていないかなどを確認しますが、この過程が自動化されるのです。
受付にマイナンバーカードの専用カードリーダーを設置しております。そちらにマイナンバーカードをかざしていただくと、顔認証が始まります。カードリーダーの画面に顔を映すことでカードの写真と照合し、本人確認を行います。
うまくいかない場合は暗証番号での確認も可能で、初回時には薬剤情報と特定健診情報の閲覧に同意するだけで手続きは簡単です。 もちろん従来の保険証も今まで通り使用できます。ただ、政府は「2024年の秋に廃止し、マイナンバーカード一体型保険証に切り替える」と2022年10月13日に発表しています。近い将来マイナ保険証が必要になりそうです。マイナンバーカードを
保険証にするメリットは?
1. 医療情報の一括化
マイナンバーカードを保険証として使用することで、特定健診情報、薬剤情報、医療費がマイナポータルで見ることができるようになります。
お薬手帳を持参していなくても、マイナンバーカードとマイナポータルを連携していれば、投薬や服薬の情報も病院側が確認できるようになります。
特に医療費に関しては、これを利用すること確定申告の医療費控除をマイナポータルを通じて自動入力されるため、領収書を保管し自分でまとめる必要がなくなります。
2. 医療現場の受付、
情報共有円滑化
保険資格の確認と本人確認が受付スタッフを通すことなく1度にできるようになるため、受付が自動化されます。所要時間の短縮が期待できるだけでなく、コロナ禍においても、接触機会が軽減されるので安心です。
3. 就職・転職・転居しても
使用可能
今までの保険証では、就職・転職・転居などの場面で再発行の必要がありました。
マイナ保険証では新しい保険証を待つことなく、保険者での手続きさえ完了していれば、そのまま医療機関や薬局を利用することができます。
保険証が変更中で今手元にない、という期間が無くなりますので、病院にかかりにくいといった不安も解消されます。
4. 従来なら窓口で立て替えて医療費を支払う場面で、
限度額以上の医療費一時支払いが不要に
今までは入院や手術など高額の医療費がかかる場合、各々の限度額以上は支払いを不要にするためには、事前に保険者に申請して限度額認定証を発行してもらうパターンと、一旦窓口で医療費の全額を支払い、後ほど上限額を超えた分は返金してもらうかのどちらかでした。
しかしマイナ保険証を使用することにより、事前の限度額認定証の発行の手間などが省け、申請なしに適応されるようになります。
5. お財布の軽量化

まとめ
歯科医院では、診療の内容によっては患者さまの服薬情報が必要になることがあります。
マイナンバーカードを利用することでお薬手帳をお持ちでなくても、服薬状況の詳細を把握することができますので、安心して受診いただけます。当院でもマイナ受付が可能です。是非ご利用ください。
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