Column歯のコラム

ドライマウスについて

ドライマウス

お口が乾く「ドライマウス」

ドライマウスの症状がある人は800万人以上ともいわれ、実は身近な病気。

ドライマウスには様々な原因があります。加齢による筋肉の衰えであったり、体内の水分量、全身疾患(シェーグレン症候群、関節リウマチ、アルツハイマー病、パーキンソン病、糖尿病など)や口呼吸、放射線療法、ストレスなど多岐にわたります。中でも、最も多いのは薬剤の副作用によるものです。

高血圧の薬や向精神薬、また一般的な処方薬の約80%が原因になるといわれています。服用する薬の種類が多くなるほど、唾液減少の危険は増し、虫歯になるリスクが高くなります。ドライマウスと気づいていない方が実際は多いのが現状です。

まずはご自身がドライマウスかチェックしてみましょう。

当てはまる項目はありますか?

ドライマウス(口腔乾燥症)は、唾液の分泌が低下してお口の中が乾く病気です。唾液の減少は虫歯の原因となります。唾液は口腔内で歯を虫歯から守るべく、様々な役割を担っています。

例えば
・摂取した糖を洗い流す
・細菌の代謝によって酸性になった口腔内を中性に戻す
・脱灰した歯面の再石灰化を促進する
などの役割があります。

唾液の分泌が減少すると、虫歯や酸蝕症が早く進行します。そのため、唾液が減少している方は虫歯になるリスクが高くなります。

唾液の量は変化する!?

唾液には、刺激が少なくても自然に流れ出る「安静時唾液」と味覚や咀嚼などの刺激で多量に分泌される刺激時唾液の2種類があり、2種類合わせると1日の合計分泌量は500~1,500㎖といわれています。

刺激がなくても自然に分泌される安静時唾液は、1分間あたりの分泌量は少ないのですが、1日の中では長時間分泌されているため、虫歯予防に重要な役割を果たしています。安静時唾液の分泌量は1日の中では夕方に最大、起床時に最小と一定のリズムを示すことが解っています。

ということは、夜から朝にかけて唾液分泌量は低下し、就寝時には著明に少なくなります。唾液の作用が弱まり最も虫歯になりやすい時間帯です。そのためカリエス(虫歯)コントロールとしては、夜、歯を磨いた後に飲食を控えるようにするのが望ましいでしょう。

口が乾いても…

普段飴は舐めますか?お口が乾燥していると飲みものを飲んだり、飴をなめたくなりますよね?しかし、ドライマウスの方が砂糖入りの飴を頻繁に舐めると虫歯になるリスクが高まります。

飴を頻繁に舐め続けることで、歯は細菌が産生する酸によって脱灰(歯のエナメル質からリンやカルシウムなどの栄養成分が溶け出すこと)される状態が続いてしまい歯を失ってゆく原因となるからです。

理由としては、口の中の糖が唾液で洗い流されず、唾液中の糖の濃度が高いままになってしまうのが一点。もう一点は、バイオフィルムという細菌の塊の中から産出された酸が中和されないままになる為です。

ですので、ドライマウスの方には糖は糖でも、
・糖アルコール(キシリトール、マルチトール、ソルビトール等)を使用した飴もしくはタブレット
・ガム(酸や果汁パウダーの含まれていないもの。歯科医院にはフッ素入りなどもあります)

が、おススメです。

糖アルコールはバイオフィルム中の㏗の低下がほとんど起こらず、甘みによる刺激で唾液分泌を促す効果があります。ガムは、咀嚼による刺激で、刺激時唾液が出やすくなります。唾液が出れば、口の中が潤いますし、歯の再石灰化も進むので一石二鳥です。

オススメしたい虫歯予防法

ドライマウスの患者さまは、虫歯のコントロールに有効な唾液の作用があまり期待できません。では、どのように、虫歯予防を行ったら良いのでしょうか?

  1. 食後すぐの歯磨き:
    歯磨きにより、刺激時唾液の分泌が促されます。
  2. フッ素入り歯磨き粉+「洗口剤」などのプラスケア:
    歯磨き時や就寝前に行います。
  3. ガム(シュガーレスガム)を噛む:
    食後に糖や酸味料の入っていないガムを噛むことも、虫歯予防に効果的です。

ドライマウスは虫歯になるリスクの高い症状ですが、対処をしっかりと行うことでお口の健康は守れます。

歯科医院でのプロフェッショナルケア、ご自身でのセルフケアと合わせて一緒に歯を守りましょう。

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